俳優
上原 武史
役者・俳優
1983年生まれ。長野県出身。
映画、舞台、PV、CM、ナレーション等、幅広く活動中。
Payaoでは「服を脱がして」のMVに出演
TW:https://twitter.com/o00o00o00ooo
HP:http://birdlabel.net/member/detail.html?id=10
役者・俳優
1983年生まれ。長野県出身。
映画、舞台、PV、CM、ナレーション等、幅広く活動中。
Payaoでは「服を脱がして」のMVに出演
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Payao×上原 武史
■以下Payao×上原武史対談
Payao(以下P) :上原さんはいつ頃から俳優になろうと思ったんですか?
上原武史(以下武):昔からってワケではなくて、実は幼少期から大人になるまで無興味だったんです。音楽も映画も服もテレビも何も興味なかったなぁ。
P:意外ですねぇ、将来の夢って言われたらなんて答えてました?
武:将来の夢は警察官って言ってましたね、後は祖父が専業農家なので長野でぶどう農家を継ぐとか。でも高校生あたりで尋常じゃない反抗期がありまして(笑)母が一回東京でも行ってこいって言うので大学受験で東京に出ました。
P:尋常じゃない反抗期(笑)大学から演劇とかを始めるんですか?
武:いいえ、大学時代はストリートダンスをやっていましたね、ブレイクダンスをやっていたのですが、半月板損傷してしまってやめてしまいました。
P:えーそうだったんですね、俳優になるきっかけは何だったんですか?
武:大学卒業後レコード屋でバイトしていたんですよ。原宿と千駄ヶ谷の間にあるレコード屋の併設されているカフェです。そこのオーナーの繋がりで、モデルやアーティストなど芸能系の方々がよくきたんですよ。そういう人たちと接して、芸能系って面白いなと思って、オレもそういうことしたいなって。
P:なるほど、周りに魅力的な方々を見る機会が増えていったんですね。
武:そうなんです。一番のきっかけはオーナーに、「剛史、お前は何もないな、お前には文化がない」って言われて。僕「文化ってなんですか?」って言ったんです。本当に文化が何かわかんなくって。
元々何もバックグラウンドがないじゃないですか、音楽もできない、身長もないからモデルもできない。ふと役者だったらどうだろう?面白うそうだなって思って。
P:え!そこでいきなり俳優やろうって決心したんですか?何も経験ないですよね?
武:そうですね、完全に無からやろうって思いました。その時映画もドラマもちゃんと見たことなかったんですよ(笑)だからオーナーに一日映画二本みろって言われて見始めましたね。
P:すごいですね、どうやって活動を始めていくんですか?
武:片っ端から事務所に履歴書を送りました。そしたら案の定何も通らなかったんですよ、年も23、24だったんで若くもなくて。オーナーの友人がモデル事務所の社長さんで役者部門を立ち上げるということで役者レッスンを受けて所属しました。そこが分岐点ですね。
P:本当にオーナーさんとの出会いが人生を変えたんですね。今後の目標などは何かありますか?
武:今後はどうなりたいっていうのが自分の課題なんですよ。芝居が本当に好きで、もっと芝居がしたい。もっとうまくなりたいっていう、今はそういう段階ですね。今この世にあるすべての役をやりたいです。自分が何を目指すべきか、今何のために役者やってるのか、確固たる道を見つけていきたい。
P:僕も一時期、いや今でもかなぁ、役者になってみたかったんです。映画やドラマの主人公ってやっぱり憧れます。
武:僕もPayaoさんみたいなアーティストってクリエイティブで憧れるなぁって思うんですけど、俳優もクリエイティブなんだなって最近思います。想像上の登場人物を本当に存在してるように演技するんです。2時間分の映画のその主人公であっても、その主人公が20歳だったら、20年分の人生がある。そこをイメージしていかないと演技がぶれちゃうんです。人一人の人生を考える作業ってのは本当にクリエイティブだと思うし、映画のストーリー、映画の外側の部分、映画の前、終わった後まで作っている映画はやっぱり面白いですね。
P:あーそれ凄いわかります。曲を作る時も誰の人生のどこの部分を歌ってるのかって凄く意識します。言うことよりも言わないことを意識したりすると曲が研ぎ澄まされていく気がしていて、それに近いのかなぁ。
武:そんな感じです。優等生っていう設定であれば、何故優等生になったのか、元々なのか、ならなきゃいけない理由があったのか。そのどれを選ぶかは役者のセンスだと思うし、そこに芝居の深さがあるじゃないですかね。
P:Payaoの「服を脱がして」に出演された時も何かイメージできましたか?
武:それに対して想像しか膨らまなかったですね(笑)曲を聴いた時点で、どうやってやろうかってとても楽しみだったし、実際やって化学反応がありましたよね。まるでセッションしていたような。仁宮さんとの行き当たりばったりの撮影がすごいよかった(笑)日常である範囲内でどこまでイかれた演技をするのか、塩梅が絶妙だったと思います。
P:そうなんですよ。そもそも曲自体かなり微妙な塩梅の曲で、サビとか歌詞自体はダサいんですよ。このコテコテのネタっぽい曲をどれだけオシャレにできるか、股間抑えてどうやってかっこよくするかってのが裏のテーマでした。狂ったことなんて誰にでもできちゃうので、加減を繊細で絶妙にしなきゃいけない。
武:ふつふつとしている目線だけで問題ないって感じですよね。自分を見つけてくれてありがとうございます、適任でした(笑)
P:また一緒にコラボして面白い作品を作りたいですね。
武:Payaoさんの活動やアプローチは、やり方として今の時代に本当に合っていると思います。今の役者業をやっている人とか、吸収していなきゃいけないと思いますね。自分も既存の役者のストレートな道とは違う方向性で、Payaoさんみたいに新しい道を模索していきたいと思っています。とても感化されました。
P:ありがとうございます!これからもお願いしますね!